順序	方法
１		イスに座り胸をはって、両手のひとさし指〜小指までの裏側を合わせ（手のひらと直角になるように）、指先をみぞおちに当てます。
２		…指の形を写真で示します。
３		口から息を吐きながら、みぞおちを包むように身体を丸め、肘を前に出しながら指先をみぞおちに押し込みます。
４		身体を丸めきったときには、指先が天井方向へ向くように手首を返します。この時にみぞおちに息が詰まるような圧迫感（どちらかというと不快）があるようなら、この体操の適応になります。 　みぞおちから左右の肋骨のふちに沿って、最も詰まる感じがするところを探しても良いでしょう。（写真は手を写すために、身体を起こしています）
５	写真クリックで 　　拡大できます。	身体を起こしながら息を吸い、息を吐きながら背中を丸めてみぞおちを圧迫する体操を、はじめの圧迫感が和らぐまで繰り返し、楽になったか確認します。。
		《ご注意》　おなかの調子が優れないときは無理をしないで下さい。また、胸や腹部に動脈瘤がある方は絶対に行わないで下さい。

〜 大切な試験や試合の直前に 〜
　大切な試験や試合の直前には、緊張でみぞおちがギューンとしめつけられるような思いをしたことがありませんか？緊張した時には神経も高ぶって呼吸が浅くなり、胸がドキドキしたり目がチカチカしたり、口がカラカラになったりするものです。このような反応も、ここ一番の勝負には必要なのですが、あまり強すぎるとかえってマイナスになります。
　緊張を落ち着かせるためには深呼吸をするのが定番ですが、そんな時にはこの体操を試してみて下さい。みぞおちが緊張しているので、指を入れた瞬間はビックリするくらい痛みますが、しばらく繰り返すと徐々に和らぎ、呼吸がしやすくなって気分も少し落ち着いて来ることに気がつくはずです。
　今まで、大会を控えたスポーツ選手などにこの体操をアドバイスして来たのですが、ゲーム前の緊張を和らげるのに役に立ったと喜んでもらえましたよ。