順序	方法
１		イスに座って右足を組み、両手も組んで右ひざをつかむ。
２		身体は正面に向けたまま、右ひざを左肩に向けて引きいて殿筋をのばし、つっぱるところで止める。
３		左ひざを広げることで、右太ももが少し外回りし、さらに殿筋をのばす。
４		そのまま身体を前に倒して膝と胸を近づけ、殿筋が最もつっぱるところで止め、しばらくのばす。
５	写真クリックで 　　拡大できます。	つっぱり感がやわらいできたら、楽になったか確認する。

〜 骨盤体操は骨のズレを治す体操か？ 〜
　　骨盤ダイエットなどが注目されて、骨盤体操がちょっとしたブームになっています。ところでこの骨盤体操、骨盤のズレを治すといわれていますが、これって骨のズレを治すということなのでしょうか？実をいうと正確には、骨盤の周りにある筋肉などのスジの柔軟性をつける体操なのです。
　よく「背骨が曲がる」「骨盤がズレる」といわれますが、変形などをのぞけば骨だけひょっこりズレることはまず起こりません。実際はスジが緊張して縮んだり、緩んで伸びることで骨を引っぱってしまい、ズレたように見えているということがほとんどです。ですからそれらが正常な状態になると、骨も引っぱられなくなるので元の位置に戻るわけです。
　なぜこのようなことを書くのかというと、骨がズレていると言われたのを必要以上に心配している方たちと、これまで何人もお会いしてきたからです。特に、レントゲン写真を見てショックを受けた方が多いように思ったのですが、レントゲンは骨しか写らないのでそのように誤解されがちです。
　背骨や骨盤がずれている、曲がっているというと物騒に聞こえますが、スジが縮んでいるというと「それじゃあ、伸ばせば良くなるのね」という具合に希望が持てるのではないでしょうか？