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くつぬぎ手技治療院 |
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コリとり体操
首すじの前を引きのばす
頭痛・肩〜腕にかけての痛み・めまい(振り向くなど頭の位置を変えた時)・
腕のしびれ感・手のむくみ(特に朝に感じ、日中は感じない)・物を落としやすいなど
首には体のバランス感覚をたもつ役割もあるので、首のトラブルによってめまいが起こることがあります。ふいに頭の位置を変えた時にフラフラするなら、首のコリをほぐしてみましょう。首から腕に向かう神経は、この筋肉の間を通っています。この筋肉(斜角筋といいます)が緊張することで、腕へのしびれやむくみだけでなく、肩甲骨・胸・腕など広い範囲にわたって痛みを起こします。
順序 |
方法 |
1 |
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右の首スジを伸ばし、左手で最も硬いスジを探す(指を横に動かすと見つけやすいです)。 |
2 |
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顎と右の鎖骨を近づける。 |
3 |
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左手の指先(人差し指・中指など)で、硬く感じたところを、鎖骨の方まで引っぱって固定する。 |
4 |
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頭をそらしながら、顎と鎖骨を遠ざけて首すじをのばす。(このとき、皮膚がビリビリして破れそうな感じがする方もいるかもしれませんが、それだけすじが硬くなっている証拠です。くり返すうちに楽になるので心配ありません。) |
5 |
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指で引っぱっている方向や、頭を反らす方向を変えることで、よりつっぱりるところでしばらく止める。
2に戻って繰り返す。 |
6 |
写真クリックで
拡大できます。 |
つっぱり感がやわらいできたら、楽になったか確認する。 |
〜 ダブルクラッシュシンドローム? 〜
手がしびれる理由にはいろいろあり、首スジ以外にも胸や前腕の筋肉が原因で起こることもあります。実際には、いくつかの筋肉が同時にダメージを受けて症状を出すことも多いので、「ダブルクラッシュシンドローム」などというものものしい名前もついています。考えてみればキーボードを打つ時にも、肩いからせて胸をちぢめ、指を酷使しているので、あちこちにダメージを受けても当然ですよね。この場合は、首・胸・前腕の緊張を取っていく必要があるので、それぞれ体操してチェックしてみて下さい。
私の場合は、胸を伸ばす体操をすると腕にしびれを感じることがあるのですが、そんな時は体調も良くありません。けれども、しばらく伸ばしているとしびれも引いてきて、体操の後は腕がずいぶん楽になります。
もちろん頚椎椎間ヘルニアという病気のように、背骨のトラブルでもしびれる場合があります。頭をややそらしながら横にたおし、たおした同じ側の腕、例えば右にたおして右腕にビリーッとしびれがくるなら、医療機関に相談して下さい。もしも、ヘルニアの診断が出たなら、胸や前腕の体操は行っても大丈夫ですが、首の体操は先生と相談しながら行ってください。
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