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くつぬぎ手技治療院 |
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コリとり体操
前腕の前 コリのしぼり出し
前腕の前から手のひら、指の違和感・腱鞘炎治療の初めに
腕がだるくて、前腕に触ると筋肉がゴリゴリと硬くなっているという方、この体操をした後に前腕をのばす体操をすると、コリがほぐれやすいですよ。また、腱鞘炎を起こしている方の多くは前腕の筋肉が硬くなっています。
急性期でなければ、傷めて縮んだスジをストレッチする必要があるのですが、痛みが強くてのばばすのが怖いという方もいらっしゃいます。そんな時は、腱にかかる負担がまだ少ないこの体操で、コリをとってあげるとスジが伸ばしやすくなります。前腕の後ろとセットで行ってみてください。
順序 |
方法 |
1 |
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イスに座り、手のひらを上に向けた状態で、右前腕を机の上におく(机がなければ両膝の上でも行えます)。 |
2 |
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左の肘を右前腕の上におき、体重をのせる(肘ののせ方は下記の「技のコツ」を参照して下さい)。 |
3 |
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右手で軽く握りこぶしを作り、右手首を曲げる。 |
4 |
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コリをおさえている感覚がするなら、しばらく保った後(目安として5〜10秒)、右手の力を抜き、左肘もゆるめる。 |
5 |
写真クリックで
拡大できます。 |
2に戻って繰り返しながら、肘側から手首側までコリを探す。 |
〜 肘を上手に使うには? 〜
肘を使っておすというと、握りこぶしをつくって肘の先でグリグリおすというイメージがありますが、はじめからそれを行っても、グラグラして安定性も悪く、力のコントロールも難しいのでおすすめしません(写真1)。
最初は肘を強く曲げないで、肘の先からほんの少し手首よりにある平らな所でおさえるようにします。こうすれば、広い面で押えることになるので安定性もあり、急に強い力がかかることもないので安全です。おさえる時も腕の力でおすのではなく、肘に体重を預けるつもりでよりかかれば十分です。そのためにも手は握らず、力を抜いておくことが大切です(写真2)。
だんだん慣れてくれば、肘の曲げる角度を強くすることで、よりポイントを絞ったしっかりした圧をかけることができます(写真3)。
私も臨床で使う時は、最初に広い面で押えて、「ここだっ」と思うところが見つかったら、肘を曲げてポイントを絞るようにしています。
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